2014年10月13日

国語要約 plus ローズマリー

きょうの小学生国語。

いつものように200字程度の要約、説明をやった。
本文の言いたいことが全体(段落相互の関係の読み解き)でも、細部(段落内の読み解き)でもわかれば、問題は解けるようになるものだ。

本文を読み解くことができたのかを確かめたい場合にはまず要約を行っている。

はっきり書いておく。セルフラーニングができるかどうかは国語読解力で決まる。

きょうの子は東京から光まで一時間以上電車に乗って来ている。
彼女は疲れた様子も見せずスラスラと要約文を書いて満点だった。

はじめて塾まで来た日に手に小説を持っていた。
小説も好きなのだろう。
国語の読解力があるのもあたり前だと感じた。

電車の中で何を読んでいたのかきょうは聞かなかった。
英文書き取りも数学も満点通過だった。

どんどん失敗していいのだけれどきょうはなかなか失敗のない一日だったかもしれない。

たくさん失敗してたくさん修正していけたらいいと思う。


どうでもいい話も。教室の前半を休みにして運動会を見にいった。
そこでリレーというものを見た。

バトンを落とした子がすぐに拾って走り出した。
ずっこけた子がすぐに立ち上がって走り出した。
彼らの走る速度はまるでずっこける前よりも速くなっているのではないかと思わせるような必死の腕の振りだった。

表情まではヴォクの視力ではなかなか見えなかったけれどきっとどの子も鬼の形相だったことだろう。

靴が脱げてもマラソンを完走した谷口選手のとき以来久しぶりにトラック競技を見て涙した。

応援の人たちは○○くんいけー、○○ちゃんがんばれーなどと、ランナーが変わるたび名前を叫びながら奇声を発し、飛び跳ねるように応援していた。

足が速いとか遅いとかもうどうでもよく、全員が全力で走っているというその姿を前にして、会場全体がトラックの走者たちを見つめていた。

こんなに熱い競技があっただなんて。
走るというのは単純なスポーツだと思っていたこともあったのだけれど、それはヴォクがやったことがないというだけであって、実際目にしてみると感動的なスポーツだということがわかった。

道具を使うスポーツばかりに目がいっていたが走るスポーツが好きになった。

ただ走りたくなるの。


話戻って、国語要約の続き。

授業の貴重な時間を要約の添削にあてるという非効率なことを塾を開いて以来ずっと行っている。
内容がわかっていなければ説明させ、大意がとれていなければ要約させ、二度でも三度でも同じ問題を考え続ける。

継続により作文力と要約説明力を鍛えることができる。

国語の読解力が他教科へ及ぼす影響は英語までだと考えている。

数学や物理のセルフラーニングでは読解力よりはむしろ、定義力(約束事を正確に会得すること)や導出力(なぜその定理が成り立つのかの「なぜ」を問うこと)の方が、必要とされる上位のスキルだと考えている。

理数科では「基本」の納得、会得の部分にこそ個人差が大きく、習熟度に大きな差がうまれやすい。逆に基本さえしっかりしていれば上達は時間の問題となる。

国語のために、国語要約をする。
国語が得意になりたい。
日本語を正しく読み解ける力をつけたい、という希望に応えたい。

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posted by ヒカリ at 00:14| 小学生からの国語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月19日

大学入試センター試験, 平成25年度, 国語, 第三問, 古文, 現代語訳, 国語の平均点

大学を受ける高校生が最後の塾に来た。

大学入試センター試験の数学の時間になるとまわりにいた受験生が誰もいなくなり教室に自分一人だったらしい。受験教科が該当せず他の人たちは帰っていたということだ。

「教室を間違えたかと思いました。」

受験生ひとり、試験監督ふたり、アット女子大インwinter。
へんな環境だ。


国語の平均点はかなり下がる見込み。100ないかも。



大学入試センター試験国語平成二十五年第三問 古文 現代語訳



東国に下った右衛門督は下総守の家に滞在中、浦風に乗って聞こえてきた琴の音を頼りに守の娘のもとを訪れ、一夜を過ごした。以下の文章は、それに続くものである。

(大意) 翌朝、右衛門督は守の娘にお手紙を送りなさろうとするが、送るような手段をお持ちでないので、とてもじれったい思いで過ごしていらっしゃったところ、下総守の家の主人が参上しなさって、「昨日の浦風は、お身体におしみにならなかったでしょうか。たいへん気がかりで」と申し上げなさったところ、右衛門督は「守の娘の演奏していた琴の音のことであるのだろうか」とお思いになって、「すばらしい色香でございました。あの琴は唐琴だったのでしょうか、知りたくございます」とおっしゃったので、下総守は思いがけないが、娘の琴を取り寄せた。右衛門督は、琴を演奏しなさって、「波の音よりも優れていたことももっともなことであるようだ」と言って、箱にしまいなさるというので、お手紙を琴の絃に結びつけなさって、「これをさきほどのところへ」と言って置かせなさったところ、使いのものは琴を持って娘のいるところへ入ってしまう。娘は、琴をお取り寄せになったのを不思議にお思いになって、箱を開けてご覧になると、満足しないままに別れたことの気持ちをお詠みになって、

「会った後こそ悲しいことだよ 人目をはばかる心のならわしから

 今晩は、たいそう早く人々を寝かせてから」

とあったが、娘は、どうしようともお分かりにならない。幼い弟が、「お客さま(右衛門督のこと)のところに参上しようとするが、私は扇を昨日海に落としました。扇をいただきたいです」とおっしゃるためにいらっしゃる。娘は「なんと、ちょうどよいこと」とお思いになって、扇の端に小さく歌をお書きになって、「この絵は、趣深く描かれているから、右衛門督にお見せなさい。そうしたら、小さい犬をきっとお与えになるでしょう」と微笑みなさったところ、弟は喜んで、母親のところに参上しなさって、「扇をいただいた」と言って母親に扇を見せなさったところ、母親は歌を見つけなさって、不思議なことだとお思いになる。「なんといっても様子を見たい」と弟の後ろに立って、屏風の陰から覗きなさった。「この扇の絵をご覧ください。姉君がこのように」と弟がおっしゃると、右衛門督は実に美しく書いてあったとお思いになって、扇をご覧になったところ、

 かなしさも 秘密にするようなこともおもえない 別れたときのままの心が動揺していて

 右衛門督は今朝の琴に添えた歌の返歌であろうとお思いになって、「この扇はぜひ私に戴きたい。あなたに犬をさしあげるはずのようだ。京都にたくさん犬がいたので、取り寄せてその後に」と言って、黄金で作った犬の香箱をお与えになって、「姉君にお見せになって」とおっしゃったものを弟は持って娘の部屋にお入りになったことを、母親はますます不思議にお思いになって、「私にも見せて」と言って、その香箱を手に取ってご覧になると、「やはりそうだよ、昨日の琴の音を目印にしなさっているのだろう」とお思いになるが、察していることが娘に見えないようにしようと考え、隠しなさった。弟は娘のところへいらっしゃってお見せになったところ、娘は、「私のものにしよう」と言って、お取りになって、「この犬を」とおっしゃると、「私の言葉が当たらないはずがなかったので」と言って、娘が蓋をとってご覧になると、内側に、

 別れてしまった今朝は心が惑っても今宵と言ったことを忘れないで                女は失うにしのびなくはお思いになるが、他人が見たらいけないと思い、かき消しなさってしまう。

母君は、隠していらっしゃるだろうことも心苦しいだろうと思って、侍女をお呼びになって、「今夜、右衛門督がいらっしゃるだろうよ。よくご準備なさい。将来、あてになるようなので」とおっしゃったので、侍女は、「やはり思った通りだよ。今朝からの娘君のご様子も、昨日、琴と笛とで曲のやりとりをなさったのも、気がかりだったので」と言って、こういうことだとも言わずに、几帳をかけ渡して、隅々まで塵を払うので、「蓬生の草の露をかきわけるような人もいないのに、そんなことをしなくてもよいでしょう」と娘がおっしゃると、侍女は、「蓬の露は払わなくても、あなたの胸の露は今夜きっと晴れるでしょうに」と笑うので、娘はとても恥ずかしくお思いになる。 (
訳 花波光)

現代語訳PDFダウンロード 大学入試センター試験平成25年度国語第三問古文現代語訳.pdf



数学1Aは図が与えられておらず自分で作図してから解くような設定になっている。
全国平均点は50点もいかないかも。
いくつか図形的にやっかいな問題があった。
数学については、別のブログにて書く予定。

別のブログ http://selflearning.blog.so-net.ne.jp/

posted by ヒカリ at 22:25| 小学生からの国語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月06日

注釈の多い古典

注釈付きの文章を速く読む方法の話。


今日の高3生が考えて実践していた。


注釈1を見る→本文を注釈1のところまで読む→注釈2見る→本文注釈2まで読む→注釈3→本文注釈3まで→・・・


実際、注釈の多い問題文や注釈番号の付されていない問題文ではかなり効果がある。

「注釈を一つずつ先読み」と名付けていた。
これなら注釈が多くても安心。
posted by ヒカリ at 00:05| 小学生からの国語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月01日

現代文と古文

今日の中3生。古文上達の2番の音読が速かった。念のため、とくに速かったけどなんで?と聞く。

「これは中学の教科書にありました。」
そういうことか。

古文では助動詞助詞敬語というおもしろいところにはまだ触れずに進めている。

でも入試に出ないという理由だけでそれを我慢し続けるのも苦しいものだなぁ。
英語なんかはいかんともしがたく学年関係なく進めている。
結果、英語は点数も上昇と安定が速い。

古文のカリキュラムも学年の敷居をとっぱらってしまおうか考え中。
現代文は一昨年からそうしていてこれも上昇と安定が速くなった。
もっと早くからこうしておけばよかった。

入試現代文の解答例は2つくらいずつ作っている。
東大の過去問の現代文に関してはここ15年のものは3つくらいずつ作っている。
赤本とはだいぶ違うものが多いが仕方がない。


posted by ヒカリ at 00:41| 小学生からの国語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月09日

今日の小学生国語〜赤蛙より〜

lionがお〜★さんhttp://lionlife.hakumon.info/に教えていただいてオキニのこの問題集S発展vol.2に取り上げられた文章の題材には毎回のように感動させられる。

今日の小学生国語。
1つ目は島木健作の「赤蛙」。
わずか30行あまりで蛙のことを表現している衝撃的な作品。

2つ目は松原純子の「いのちのネットワーク」。
生物と無生物の違いを小学生にもわかるような仕方でザックリ説明した明快な文章であった。

毎回、こういった素敵な文章に接することができることに感謝したい。

この子が格闘しているこの4冊目の現代文の問題集も後半に入ってきた。1つ1つの文章(と重要箇所に付された設問やテーマ)を味わうように読み解いてゆきたい。
posted by ヒカリ at 15:29| 小学生からの国語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月29日

今日の小学生国語

今日の小学生国語

教室に来たら子どもが書いてきた解答用紙や要約文を預かり確認し2、3時間後に返却している。


高2、高3の代ではしてあげられなかった(これからしよう)ことでここ2年力を入れている、独学力を上げる要因たる国語の読解力のトレーニングに。


受験生になった今日の小学生は初回提出日だったがよく書いていた。本文や注やリード文をよく読みつないであった。


本文と格闘したことが伝わってくる気持ちのこもった答案だった。


まず満点になるまでこちらではヒントは示さない。
3週間くらいかけて考えてくる。
そういうやり方で進めている。
今度満点になったら感想も聞いてみよう。


模試結果の偏差値塾生平均で見ると、国語が他の科目を上回るようになってきた。以前は英数が先行していた。こうなると他は自然についてくるだろう。


教材はlionさんに紹介していただいたものに感動して去年からずっと使っている。
この教材の国語長文には入試問題の切り取りということを忘れさせるくらい面白い話の長文(本文が長い)がたくさん掲載されている。受験生はこんなに楽しい本が読めて運がいい。
posted by ヒカリ at 02:22 | TrackBack(0) | 小学生からの国語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月15日

今日の小学生国語

この子は、国語の本文のどこに解答が書かれているかいつも印をつけて解いている。あっちの箇所とこっちの文とと、紡ぐような読み方をしている。

とても丁寧な読み方ができていてゴイス。
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2011年01月21日

今日の中学生国語。

今日の中学生(新中3)。

福島に学校でスキー旅行に行っていたとのことで、お土産をいただいてしまった。

ああ、またお返しが何もできないのだけれど。

ヴォクはラーメンも好きで、ラーメンを食べるためだけに喜多方にたまに行くことがある。

残念ながら今回彼の学校が利用したレストロンにはそれがなく今回はズズッとメンラー決めることはできなかったらしい・・・。








からのー(←樋口さんのドパクリで)、スキーと言えば、ヴォクはそれをしたことが今のところまだない。ワン・エイティーを決めたこともなければ、けいてんごえのジャンプを決めたこともない。石川遼選手がスキートレーニングを冬にしているのをニュースで知って雪の感触に思いを馳せる程度のスキー歴である。

目をとじてすべっている気分でいただきます、ええ。

本題だが、家にいられた日がこの1週間少かったのに、理科社会国語数学英語全部よく独習を進めてきていたのには驚いた。とくに国語の文学的文章がめっさよかった。野球や阪神タイガース関連の本と『空想科学読本』を読みこんで読解力を上げたのだろうか。

この子もまたセルフラーニング◎○が身についておりいつここをやめても大丈V。
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2010年12月08日

小学生が本を探し求めて

うれしかったこと。

小学生の使っている国語の問題集にあった本文の話。本分ではない。

それに感動してその小説を探し求めてお母さんと一緒に本屋に買いに行ったとのこと。こんなときに出典が役に立つ。

この国語の問題集はlionさんに紹介していただいたのだが、感動的な話ぞろいだった。

ヴォクは泣いた。タコ焼きの話に。

やっぱ、国語は楽しくないと。
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2010年10月26日

200字要約文、200字作文の書き方

200字要約文作成のポイント。


@文章全体の構造を反映させる。たとえば対比構造、(意味段落数としての)三段構成として。

A文の数は構造、構成に合わせ相似型的に縮小する。

Bキーワード、トピックセンテンスを軸にする。


とは言ってもちょうど200字くらいになる文章が出題されるとは限らない。論旨の展開の構造をすばやく抽出できる読解力、字数に合わせて的確にまとめる表現力について日頃から訓練しておきたい。


たまに先頭の1マスを下げてはじめる人があるが、200字しかない以上、形式段落行頭一字下げは不適切。行末の句読点の同居、ぶら下げも同様である。これは高校入試の200字作文でも同じ。


ほなね。すた、すた、・・・。
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2010年08月26日

国語の答えあわせ中に

中学生は国語(現代文)だけは解答を渡していない。ヴォクが○つけと添削をするのはこの科目だけだ。この子はよく考えて書いている。

lionさんに教えていただいたこの教材は超長文がたくさん掲載されていて記述のレボーが高い。
しかも内容がおもしろい文が多い。

添削していて楽しい本だ。

ちなみに(ちなみ?)、同じ問題で答案作成3回目まではノーヒントであるが3回も書く頃には普通は正解にいたる。
本文を良く読み、知らない言葉を辞書で調べる。いつまでもできないわけがない。

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2010年07月06日

小学生に伝えたこと

今日の小学生に先月言ったことは3つだった。



3週前、 1つでなく2つ進むこと。
   結局、2問やった人に1問やった人が結果で上回るのは難しい。



2週前、 机についたらすぐにやること。
   ダラダラやるくらいならはじめから何もやらないほうがいい。



1週前、 自分の手でやること。
   指示なんか待っていたって、2時間たっても何も来ない。



今日 、 質問して!



来週は無理やり質問をしてくれる気がする。

今はこの子にはそれが必要な気がする。

質問なんかしてもしなくても結果は変わらないかもしれない。

でも、質問ができるくらい、準備をしてきて欲しいから、

質問して」とだけ伝えてある。

何も考えずに質問するのも問題だが、

何も質問できないほど準備していないのはもっと問題だ。
posted by ヒカリ at 03:35 | TrackBack(0) | 小学生からの国語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする