2015年05月13日

考える帽子(11) plus カモミール plus 歴史必勝学習術

きょうの中1生。

帰り際の質問タイム(ヴォクはそういう時間をとる)に、質問した。

「ぼくは学校の数学ワークを1日でやったのですが、あれは分けてやった方がいいのですか。」と。

この仕事ばかり20年以上している。1日に何十かの質問をもらう。それでも、この内容の質問もまたはじめて受けたものだった。
おもしろい。

たとえば英単語100語を1日で覚える気になれば覚えられる。
数学の因数分解を1日でマスターするのも、化学のイオンを1日で習得するのも、地理の用語200語を1日で身につけるのも、やればできるのを彼は知っている。固めてやってできないことはない。

それでも、部分に分けて毎日繰り返しやったほうがよかったのだろうか、という質問だったろう。

彼にはもう何年間も英単語を25語/週、覚えるということを課している。
もう何年間も国語の熟語30語/週をノルマにしてきた。
数学も他の科目もそうしてきた。ノルマは全部やれ、その先は自由にしなさい。

彼は分けて日々練習をやることの価値を知っているからこそ、このことを聞きたかったのだろう。確認したかったのだろう。

ヴォクは一つの答えを即答したが、内容はたいした意味を持たない。(春日部高校の生徒がはからずもちょうど同じ週に言っていた。テスト期間中も15分でいいから毎日部活に参加して練習してから帰宅していると。)
問題は彼がそういう疑問を自ら持ちそれをコーチに尋ねてみるという行動に出たことだ。

これはきょう受けた何十かの質問の中の小さな一問、
一人の彼にとっては一つの大きな飛躍である。
(アポロ11号の船長っぽく)

彼は間違いなく自分でやることを自分で考えるようになった。
自分で決めたことを自分でやるようになった。

これでヴォクの役割は終わった。これから彼は自分のやりたい勉強をする。誰も止められない。ヴォクは聞かれたことにだけ反応する機械であればそれでいい。

ほとんどすべての問題は、それで解決することだろう。

考える帽子 1つ前の(10)

plus カモミールが咲いた
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どうでもいい方のヴォクの言ったのは、
「ワークに何日かけるか、それはどうでもいいこと。必要な時間など問題によって変わるから。しかし、毎日やることだ。自分のやるべきことをたんたんとやることだ。こんこんと進むことだ。毎日こんこんとやる人にはかなわんよ。そういうことをやる人になってほしい。」

plus 歴史が嫌いな子に新しい学習法を勧めた。
歴史漫画でもなく、わかりやすい講義本でも図解本でもない。
7回読み勉強法でも、青ボールペン勉強術でもない。

その学習術は彼女にとってはどういうわけか効果があり定期試験でここ2回満点をとり高校で学年一位をとっている。
漢字や英語が好きだった彼女に勧めたのは、英語で書かれた歴史の本を読む学習術だった。

英語で読むと興味がわいてきてなぜか覚えられると言っていた。
ヴォクも世界史や地理や日本史を学習するときに独学でやっていた方法のひとつだった。

という、必勝術てきな珍しくわかりやすく手っ取り早い独学術の忍法みたいな五重の拳の映画みたいな話。

でも、きっかけはどんなのでもいい。
この子の場合は著者ご自身にも興味を持ち、その著者が書いた歴史の書物を日本語でも50冊くらい乱読している(ヴォクが貸し出したのは4冊だけ。)

ほなね。


posted by ヒカリ at 23:20| 考える帽子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする